こんにちは、セトスイです( ◠‿◠ )
冬が近づきストーブが必須の寒さになってきましたね。それでも変わらず、外へ出る習慣がある猫ちゃんは毎日お散歩へ行きますよね?
それは本能行動からくるパトロール(詳しくはこちらの記事)なので止めるのはNG!
しかしこの寒さの中に外に出ると低体温症になってしまうこともあり危険です。
今回はそんな低体温症についてのお話をします
猫の平熱は人より高い
- 人間:36.5~37℃
- 子猫:39~40℃
- 成猫:38~39℃
上記の平熱からわかるように人間より1~2度程体温が高いので、寒い季節はより厳しい寒気を感じます。家庭猫の場合は室内暮らしなので問題なく過ごせますが、外へ散歩へ行く子や子猫の時期は低体温症に注意しないといけません。
子猫は体温変動が大きい
生後10ヶ月を過ぎると体が出来上がってくるので少しの気温変化・環境変化には動じませんが、生後半年未満の子猫だと少しの寒暖差でも体調を崩してしまいます。
ホットマット・湯たんぽなどを使い、暖気が逃げないよう囲まれたベッドを用意するなどして寒さ対策を万全に整えてあげましょう。
猫の体温の計り方
動物病院では肛門から体温計を挿入し直腸温度を測定します。
自宅で体温を測る場合は上記の方法は難しいと思うので、耳の内側で測定する耳式体温計が安全で便利です。猫に痛みを与えることなくすぐに測定出来るので、ひとつ常備しておくと日々の健康チェックに役に立ちます。
耳式体温計
鼓膜の温度を赤外線センサーで測ることで体温測定をする体温計。正確な体温を測るために複数回の計測をすることが勧められています。
猫の低体温症について学ぶ
猫の低体温症とは体温が平熱よりも著しく低くなり、身体機能が低下した状態です。
- 軽度:32~35℃
- 重度:28℃以下
散歩で自由に外に出る子に注意が必要で、冬場は寒暖差で気づかぬうちに体温が低下してしまいます。野良猫は体温維持のすべを知っていますが、室内飼いの子はそれが出来ないので冬場の散歩帰りはしっかり体の水気を取る・乾かす・温めることを忘れずに!
低体温症の症状
猫は極限まで我慢し辛さを表面には出さない動物なので、最悪の状態になるまで気づけないことも多くあります。不注意で寒い部屋に閉じ込めてしまう(トイレ・物置)などで低体温症になることも想定できるので知識をつけておきましょう。
軽度:ぐったりと衰弱し元気がなさそうにしている・体が小刻みに震えている
重度:心肺停止・昏睡状態・呼吸困難等の重篤な症状が見られ、最悪の場合は凍死
低体温症の治療方法
- 体温より高い場所へ移動させる
- 体の水分を拭き取る
- 熱を逃さないよう毛布を掛ける
万が一低体温症に陥った場合の応急処置になります。とにかく熱を逃がさないように、暖かく風のない場所で熱を逃がさないように体を温めます。行き過ぎた加温に注意!
低体温症の予防方法
室内猫の場合は、とにかく寒さに注意することです。
- 寝床は窓際から離す
- 冬場のシャンプーは避ける
- 完全室内飼いを心がける
寝ている間に体温を奪われないように、冬場はキャットタワー・ケージ・ベッド等の寝床になる場所を窓際から離して出来るだけ寒気が触れないようにしてあげましょう。
また外へ出すことが習慣づいている子は雨や雪によって体温を奪われる可能性があるので特に注意が必要です。1番良いのは外には出さず完全室内飼いの猫にすることです(すでに外に行っている子を完全室内飼いにすることは出来ない(ストレスになる)ので帰ってきてからのケアを十分行いましょう)

今回のまとめ
- 家猫は完全室内飼いが理想
- 冬は寝床を窓際から離してあげる
- 子猫は特に寒さに注意して育てる
猫の低体温症について知っていただけたでしょうか?
近年は毎年のように異常気象が更新されています。人は予報によって対策が出来ますが、猫は飼い主さんが対策をしてあげないと寒さから逃れることが出来ないので、これで絶対に安心!と言えるくらい暖を取れる環境づくりをしてあげましょう!
ご意見・ご質問などありましたら、いつでもお待ちしております。
今回の記事は以上です
みなさんと猫ちゃんに、良い出会いがありますように( ◠‿◠ )
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